よくあるご質問
時計修理のよくあるご質問
皆様から寄せられたよくある時計の不具合についての質問をまとめました。
お客様の時計に同一の不具合がありましたらご参考にしてみてください。
また、お電話やメールでのご対応も喜んで承ります。
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時計が、進み(遅れ)がちになる。
1、巻き上げ不足が考えられます。
自動巻き機構が搭載された時計は、大まかに分けて片巻きと両巻に分かれます。
半円の形をしたローターと呼ばれるパーツでゼンマイの巻き上げを行いますが 腕につけた状態で、十分に巻き上がる目安は片巻で12時間、両巻で6時間です。
十分に巻き上げが行えていないとゼンマイの力が弱く、精度が安定しなくなります。
また、ゼンマイの巻き上げは、ローターのみではなく、リューズでも行えます。
巻き上げが十分に行えているにも関わらず、時間が進んだり遅れたりする場合は、別の原因が考えられますので、修理見積をご依頼ください。2、ワインディングマシーンをご使用の場合
ワインディングマシーンの回転している方向と、自動巻き機構の巻き上げ方向が合っていない場合、ゼンマイを十分に巻き上げることができません。
その為、ゼンマイの力が弱くなってしまい、精度が安定しなくなってしまいます。ご愛用時計の巻上方向を確認することで、ゼンマイを十分に巻き上げることができます。
3、衝撃
腕時計を落としたり、腕につけたままスポーツをする事はムーブメントに大きな負荷を与えてしまいます。
酷いときは、細かいパーツの組み合わせがズレたり、部品のバランスに影響が出たり、破損したりすることがあります。組み合わせのズレや、バランスが崩れている場合は、技術者による調整や修正が必要です。
また部品破損の場合は、部品を交換いたします。4、磁気帯び
時計は強い磁気を帯びてしまうと、極端な進み、遅れ、止まりなどの症状が出ます。 意外と、身の回りには時計に磁気を与えてしまう物が多くあります。 主に携帯電話、スピーカー、磁気健康ネックレスから磁気を受けてしまうことが多いです。 また時計を置く場所の近くにテレビ、冷蔵庫、電子レンジなどがあれば少なからず磁気の影響を帯びてしまうでしょう。 しかし、磁気の存在を知り気にかけていれば、磁気の影響を確実に少なくすることができます。
そして帯びてしまった磁気は、専用の機材で取り除くことで、元の状態に戻ります。
5、油の乾き、汚れ
機械内部には、部品の摩擦や抵抗を減らすために専用に開発された円滑油が適所に使われております。 油が乾いたり、汚れたりすると摩擦や抵抗が大きくなってしまう為、精度に影響が出ます。 また特に負荷のかかるパーツは摩擦抵抗で熱を持ってしまう為、パーツが焼き付きを起こしてしまい交換が必要になってしまう事も ございます。
円滑油が乾いており、汚れが確認できる状態の場合はオーバーホールをお勧めしております。 オーバーホールは、全てのパーツの検品、洗浄、注油、精度調整、防水テスト、最終品質検査を経て、ムーブメントを元の良好な状態にして お客様にお渡しさせて頂きます。
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時計が止まってしまった。
1、巻き上げの不足が考えられます。
ゼンマイが充分に巻き上げられていないと、数時間で止まってしまいます。
その際はリューズでゼンマイを巻き上げる事が可能です。2、部品破損
時計を強くぶつけたり、落としてしまった場合、内部の部品が破損している可能性があります。
部品が破損してしまった場合、パーツの交換をいたします。
3、油の乾き、汚れ
内部の油が劣化し、パーツ同士が癒着していると止まりや遅れの原因になってしまいます
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リューズが巻けない。
1、汚れの詰まりやパッキンの劣化が考えられます。
リューズに汗や水、汚れが付いたままにしておくと固まってしまい、リューズの動きが極端に悪くなってしまう事があります。
時計の外装を専用の洗浄機に入れて洗浄することで汚れは綺麗になくなります。
同時に防水性の検査とパッキンの交換をしておくと安心してお使いいただけます。
※リューズの動きが悪い時はパーツに負荷がかかっておりますので、無理に操作をせず、ご相談ください
※詳しくは「自分で出来る日常のお手入れ」をご参照ください
セーム革での拭き方、リューズのグリースの塗り方、ブレスの外し方、洗い方2、部品の破損
リューズに衝撃が加わると、変形したり軸が曲がってしまい巻けなくなってしまいます。
リューズは正常でも内部のパーツが破損している事によって巻けなくなっている場合もございます。パーツが破損していた際は、交換をいたします。
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ガラスが曇る。
1、水が入ってしまっている可能性があります。
ガラスの中に水滴が見える場合や、長時間くもりが消えない場合は、内部に水が浸入している可能性があります。
防水時計の場合でも、時計が濡れた状態で誤った使い方をしてしまうと内部に水が入ります。水入りの際は、どれだけ早く対処できるかがとても重要です。
ガラス内の水滴が消えても、内部に水気が残っているとサビはどんどん進行してきます。
その後、大きなダメージに繋がるため、水が入ってしまったと思ったらすぐにメンテナンスにお出し下さい。
その際に、必ず水入りの可能性をお伝えする事が重要になります。また水が入ってしまった際のサビの進行具合は下記から実験結果をご覧いただけます。
水が入ってしまったら時計はどうなってしまうのか、気になる方は 「ムーブメントが水に濡れてしまった際の実験結果」をご参照ください。2、ある条件で結露が出ることがあります。
寒い外から暖かい室内に入ったときなど、外気と時計内部の温度差による結露が原因でガラスが曇ることがあります。
しかし一時的な曇りの場合は問題はありません。 -
カレンダーが0時ちょうどに変わらない。
一概に故障とは言えません。
時計によって0時ちょうどに変わるモデルもあれば、永久カレンダーなど機械の負担を軽減するため、ゆっくりと時間をかけて変わる設計になっている物など様々です。
基準としましては、0時の前後5分以内が目安となります。 -
カレンダーが切り替わらない、替わり方がおかしい。
カレンダー機構の不具合や、パーツの破損の可能性があります。
カレンダー早送り機構が搭載された時計には、早送りをすると壊れてしまうことがある時間帯があります
パーツが破損していた場合は、交換いたします。
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ベゼルの回転が固い、逆異回転防止ベゼルが両方に回転する。
ベゼルの内側には、スムーズに回転ができるようにグリースなどが塗ってあります。
長期間動かさなかったり、水気や汚れで固まってしまうと、回転しにくかったり、動かなくなることがあります。
また、ベゼルの内側には爪のついたスプリングがあります。
ブランドやモデルによって様々な形のスプリングがありますが、基本的な構造は同じです。
この爪が金属疲労で折れてしまうことによって不具合が起こってしまいます。グリースなどの乾きや、汚れが原因で動きが悪くなっていたら、ベゼルの内側を綺麗にし、新しいグリースを塗りなおすことで動きが改善されます。
スプリングが破損していた場合は、パーツの交換や、補修を行います。
またベゼルを定期的に回転させてあげることによって、グリースや汚れの固着を軽減させる事ができます。 -
クロノグラフの針がリセットをしても戻らない。
クロノグラフを使用していますと、針が緩んでくることがあります。
クロノグラフをリセットをする際にはとても強い力が必要なため、長い年数が経つと針の軸(ハカマ)が広がってきてしまうことがあります。
針の軸(ハカマ)が広がってきてもまたキツく締め直してあげることで直りますが、締め直す事もパーツに負荷がかかってしまうため、締め直せる回数に限度があります。
一度締め直した針は、以前よりも広がりやすくなってしまっている為、再び広がる可能性はどうしてもあります。
その際には針の交換が必要です。
何でもお気軽にご連絡くださいませ!
時計修理専門店 VIZIO(ヴィジオ)
〒110-0005
東京都台東区上野5-6-10
御徒町フェニックスビル 8F
東京メトロ日比谷線 仲御徒町駅 徒歩3分
JR御徒町駅 南口 徒歩6分
お問い合わせはコチラ
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